クニの祭りと
タミの祭り

弥生時代後期は、古代以降の王権祭儀[おうけんさいぎ](大嘗祭など)へとつながる新しい祭りが形づくられていった時期と考えられています。これは権力者層を中心に穀霊[こくれい]を祭るものでした。その一方で、民間信仰に継承されるような古来の祖霊信仰[それいしんこう]に基づく伝統的なまつりが二元的に行われていたのではないかと検討されています。
この流れの中で、クニの祭りが整備される一方で、タミの祭りを行う場所として周溝状遺構がつくられたのではないかと考えられています。

[0]周溝状遺構項目一覧

(c)2009- 壱岐市