どんな生業が
あったの

稲作、畠作、漁労、狩猟は食に直接関わるとても大事な営みです。それぞれ季節を読み、育み、収穫し、また加工品にするという専門的な職能が必要です。
原の辻遺跡では計画的な土地利用がなされています。環濠[かんごう]や船着場などを造るには大勢が携わったことでしょうが、それを計画し、指揮する技術者がいたはずです。また、主祭殿や櫓など、掘立柱建物や大規模な建物を作るにはやはり専業大工のような技術集団が必要と考えられています。
さまざまな営みに使う道具は、それぞれに従事する人たちが作ったものも多いのでしょうが、土器や鉄器を作るには専業的な集団が居たと考えられています。未だ見つかっていませんが、どこかに鍛冶工房があったのでしょう。また東側環濠からは木製品の未成品(完成する前のもの)がたくさん見つかっています。この辺りに木工工房があったのでしょうか。

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大綱

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