交互貫による
高層建物
原の辻遺跡の櫓のように2間×2間で田字型に柱が配置する建物では、梁間と桁行きの交互に貫材を設けることで高層の建物を建てることが出来ます。弥生時代後期の交互貫を持ったと考えられる柱材が兵庫県有年原田中遺跡[うねはらたなかいせき]から発見されています。また、鳥取県青谷上寺地遺跡[あおやかみじちいせき]からは
7m以上の柱材
が発見されています。
交互貫の貫穴を持つ柱材
【兵庫県有年原田中遺跡:『日本の美術490出土建築部材が解く古代建築』宮本長二郎 2007年】
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